スタッドレスタイヤを持っていない時、急な降雪時に役立つのがタイヤチェーンです。
今使っているノーマルタイヤの上から被せるだけで雪に対するグリップ力が上がって、氷上でも滑りにくくなります。
スタッドレスタイヤのように付け替える手間がないので、とても楽です。
高速道路でチェーン規制している場合もすぐに対応できます。
最近では、昔ながらのジャラジャラした鎖タイプの他にラバー製のタイヤチェーンがあります。
タイヤに沿った形状なので鎖タイプより、装着が簡単です。
東京都など都市部でも雪が積もって道路がツルツルになることもあるので、タイヤチェーンを積んで置くことをオススメします。
今、車業界はSUVタイプの車種が人気です。
初めてのSUVで冬のアウトドアやウィンタースポーツを楽しむ方も多いと思いますので今回は、SUV向けのタイヤチェーンをご紹介します。
SUV向けのタイヤチェーン
SUVのタイヤサイズは、16インチから20インチなど幅広く使用されています。
購入時の標準サイズをそのまま使用している場合もあれば、カスタムでインチアップして使用していることもあります。
タイヤチェーンは、いろんなタイヤサイズに対応できるものが多いのですが先に現在、装着しているタイヤサイズを確認する必要があります。
確認方法は簡単で、タイヤ側面を見ると記載してあります。※図の赤い矢印付近
このサイズが購入するタイヤチェーンが対応しているかを確認します。
タイヤチェーンを装着するのは前後どちら?
タイヤチェーンは2個一組で販売されていますのでタイヤ2本に装着すればOKです。
4本つける必要はありません。
そこで疑問に思うのが「前タイヤ、後ろタイヤどちらにつけるの?」だと思います。
SUVは4WDと思っている方も多いと思いますが2WDタイプもありますので改めて確認をしてください。
前後どちらにつけるかは、車種によって違いますので、ダッシュボードに保管してある取扱い説明書を読みましょう。
必ずタイヤチェーンに関する注意書きがあります。
例えば「前2輪に装着」と書いてあれば、前タイヤにタイヤチェーンを付けます。
間違えると事故につながる恐れがありますので必ず確認してください。
わからない場合は、車を購入したディーラーなどに聞きましょう。
タイヤチェーンは3種類あります
タイヤチェーンは現在、素材などの違いで3種類あります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので購入時に一番優先にする点を考えて決めてください。
金属タイプのチェーン
昔からある鎖状のチェーンでジャラジャラとしたものです。
メリットは、雪道に食い込みやすいので良い滑り止めになります。
また、値段も5千円前後くらいで安価です。
デメリットは、慣れないと取り付けが難しいこととゴツゴツと乗り心地が悪いです。
私も自動車学校で習った記憶しかありません、、、
さらに「シャンシャン」と音が大きいので雪がない道で走ると騒音になります。
非金属チェーン
最近人気なのが素材がゴムやポリウレタン製の非金属チェーンです。
メリットは、タイヤに沿った形状なので装着しやすく乗り心地も良い方で騒音もありません。
錆びることもないので綺麗に保管できます。
デメリットは、値段が高めになることです。
布製チェーン※タイヤカバー
なんとナイロン製でできたタイヤチェーンがあります。
形状がチェーンと言うよりもタイヤカバーになります。
小さく折りたたんで収納できたり、取り付けが簡単というメリットがありますが
耐久性がなかったり、取扱が難しかったりとオススメはできないものです。
あくまでも緊急時に短時間走行で装着するものです。
また、高速道路規制では対象外になる場合があります。
SUVおすすめのタイヤチェーンは?
SUV向けにタイヤチェーンを選ぶ時の選択肢として「値段」と「取り付けやすさ」があると思いますのでそれぞれでまとめてみました。
※購入の際は、販売店に適合確認をしましょう。
安さで選ぶなら鎖タイプ
ジャラジャラとした昔からある鎖型チェーンタイプです。
金属製の鎖なのでアイスバーンの食い込みが強いです。
ただし、金属チェーンの取り付け経験がある方向けです。
初めての方は練習をしておきましょう。
また、雪が溶けた道路では、ゴツゴツした乗り心地になります。
一番のメリットは、値段が安いことです。
取り付けやすさで選ぶならラバータイプ
金属チェーンは、取り付けが難しいのが簡単なものがいいという方は、非金属チェーン(ラバータイプ)がオススメです。タイヤにフィットする形状なので被せやすいです。
サビが少ないので長く使えます。
ここ数年で定番化したチェーンで売れています。
短距離で一時的な使用は布製タイプ
チェーンと比べてグリップ力は劣りますが、短距離の走行など一時的な使用であれば布製タイヤチェーンも使えます。
装着が簡単なのがメリットです。